近日刊行
龍谷大学アジア仏教文化研究叢書10

欧米之仏教 【復刻版】
—大谷派改革運動と神智学—

全1巻
発行所 朝陽館 <1889年-1891年>

【編著】
中西直樹(龍谷大学文学部教授)
川口淳(同朋大学仏教文化研究所所員)

体裁/A5判、上製、総約460頁 
   巻末に解説・総目次・執筆者索引を付す
定価/本体25,000円+税
ISBN/978-4-86691-210-3
刊行/2019年11月
本書構成/『欧米之仏教』復刻版
     解説「オルコット日本招聘事業の再検討」(中西直樹)
     ※神智学協会→水谷涼然宛書簡の翻刻を付す
     解説「『欧米之仏教』にみる真宗大谷派改革運動」(川口淳)
     総目次

本の内容

今から百三十年前、アメリカの元陸軍大佐で、神智学協会会長であったヘンリー・スティール・オルコットと、スリランカ独立運動の中心人物であるダルマパーラが来日した。
オルコットは、日本各地をまわって講演し、キリスト教に対抗するため、仏教各宗派の結束と、アジア仏教との連合を説き、日本仏教者の熱烈な歓迎を受けた。
このオルコットの日本招聘の中心的役割を果たしたのが、真宗大谷派僧侶の佐野正道であった。
オルコットの帰国後、佐野は雑誌『欧米之佛教』を創刊して、海外の仏教事情を広く国内に紹介し、世界の仏教者との国際交流と連合を目指した。
一方、佐野は大谷派の教団改革運動にも身を投じたため、『欧米之佛教』は初期教団改革派の機関誌としても重要な資料である。